ROUNDの解説

五捨六入する方法

ROUND関数を使用すると、五捨六入することができます。五捨六入とは、5で切捨て、6で切上げする計算のことです。Excelには五捨六入専用の関数は用意されていないため、四捨五入するROUND関数を応用して使用します。

=ROUND(数値,桁数)

1. 「数値」･･･四捨五入の対象となる数値、あるいは、数値のあるセルを指定します。
2. 「桁数」･･･数値を四捨五入した結果の桁数、あるいは、桁数のあるセルを指定します。

入力例

「数値」には、五捨六入する位の数字から1を引いた数を指定します。例えば、13.5を小数点第1位で五捨六入するには、「13.5-0.1」を指定します。「13.5-0.1」は13.4なので、この数を小数点第1位で四捨五入すれば、13となり、結果として13.5の「5」が切捨てられたことになります。小数点第2位なら引く数は「0.01」、1の位なら「1」になります。
「数値」と「桁数」のセルを指定します。
C2に次の式を入力します。

=ROUND(A2-0.01,B2)

C3に次の式を入力します。

=ROUND(A3-0.1,B3)

C4に次の式を入力します。

=ROUND(A4-1,B4)

それぞれの数値を指定した桁数五捨六入し、C2からC4までに結果を表示します。

参照

• 小数点を切捨てて表示するには
• 小数点を切上げて表示するには
• 小数点を四捨五入して表示するには
• 数値を指定した桁数で切上げるには
• 数値を指定した桁数で切捨てるには