FALSE, TRUE, NOTの解説

真偽判定で分岐を行う方法

TRUE関数、FALSE関数、NOT関数を使用すると、真偽判定で分岐を行うことができます。

=TRUE()

1. 論理値TRUEを返します。

=FALSE()

1. 論理値FALSEを返します。

=NOT(論理値)

1. 「論理値」･･･論理値、または論理値として解釈可能な値を指定します。TRUEならFALSEを返し、FALSEならTRUEを返します。

論理値を指定するには、セルにTRUE、または、FALSEと入力します。
しかし、他の表計算ソフトでは、セルに入力されたTRUE、または、FALSEの解釈や扱いが異なる場合があります（論理値と数値の相互変換の規則が異なる場合もあります）。
そこで、他の表計算ソフトとの互換性に配慮して、論理値TRUEを返すTRUE関数と、論理値FALSEを返すFALSE関数が用意されています。
論理値を返す関数としては、他にNOT関数が存在します。NOT関数は、引数として論理値を取り、その論理否定（引数がTRUEならFALSE、FALSEならTRUE）を返します。
NOT関数は、論理値を引数に取る関数に対して、条件が成立していないことを指定したい場合や、複雑なAND関数やOR関数での指定で、論理否定を使用した方が簡潔に書けるような場合に使用します。

入力例

以下の例では、上から順に、TRUE関数、FALSE関数、NOT関数を引数にとるIF関数を入力しています。

結果は以下のようになります。
B4のIF関数では、まず「10 > 3」がTRUEになりますが、NOT関数を通すことによってFALSEとなり、条件が成り立たなかった場合の文字列「条件は真です」が結果となります。