重複データ以外を抽出する方法
COUNTIF関数とIF関数を使用すると、名簿や商品リストなどから重複データ以外を抽出することができます。
重複データ以外の抽出方法は、まず、COUNTIF関数を用いてそれぞれの項目のデータの数を求めます。データの数が1つならば重複データがなかったことがわかります。また、データの数が2つ以上ならば重複データがあったことがわかります。
次に、IF関数を用いて、データの数が1つならばデータの横のセルに「重複なし」と表示するようにします。
=COUNTIF(範囲,調べるデータ)
- 「範囲」・・・重複データを抽出するセルの範囲を指定します。
- 「調べるデータ」・・・調べるデータを指定します。
「=COUNTIF(範囲,調べるデータ)」でデータの数を求めます。
IF関数を用いて、データの数が1つならば「重複なし」と表示して2つ以上ならば何も表示しないようにします。
=IF(COUNTIF(範囲,調べるデータ)=1,"重複なし","")
入力例
A列の氏名欄の重複チェックを行い、重複がなければC列に「重複なし」と表示します。
=IF(COUNTIF($A$2:$A$9,A2)=1,"重複なし","")
重複データがなければ、C2に「重複なし」と表示されます。
C2を選択してC9までフィルハンドルのドラッグを行います。
以上で重複データ以外が抽出されました。
なお、住所の重複データ以外を抽出するには、C2セルに「=IF(COUNTIF($B$2:$B$9,B2)=1,"重複なし","")」と入力してから、C2を選択してC9までフィルハンドルのドラッグを行います。
参照