IF, OR, ANDの解説

連続データがあるかどうかを調べる方法

IF関数、OR関数、AND関数を使用すると、連続データがあるかどうかを調べることができます。毎月の売上高が連続して増加、あるいは、連続して減少しているかを調べたりする場合に使用することができます。

=IF(論理式,真の場合,偽の場合)

1. 「論理式」･･･真、または、偽のどちらかに評価できる値または式を指定します。
2. 「真の場合」･･･論理式が真の場合に返す値を指定します。
3. 「偽の場合」･･･論理式が偽の場合に返す値を指定します。

=OR(論理式1,論理式2)

1. 「論理式1」･･･論理値として解釈できる値、もしくは論理値を返す式や関数を指定します。また、論理値を含むセル範囲や配列も指定することができます。
2. 「論理式2」･･･論理値として解釈できる値、もしくは論理値を返す式や関数を指定します。また、論理値を含むセル範囲や配列も指定することができます。省略可能です。

=AND(論理式1,論理式2)

1. 「論理式1」･･･論理値として解釈できる値、もしくは論理値を返す式や関数を指定します。また、論理値を含むセル範囲や配列も指定することができます。
2. 「論理式2」･･･論理値として解釈できる値、もしくは論理値を返す式や関数を指定します。また、論理値を含むセル範囲や配列も指定することができます。省略可能です。

入力例

ここでは、毎月の売上高が連続して増加、あるいは、連続して減少しているかを調べます。
調べ方は、列Bの「売上高増減」が前日と同じならば列Cの「連続チェック」に「連続」と表示し、同じでなければ空白を表示することにします。
まず、前日と当日の売上高増減が「増加」か、あるいは、「減少」であれば「連続」と表示する式をC3に作ります。

=IF(OR(増加,減少),"連続","")

上の式の「増加」の部分は、前日も当日も増加なので「AND(B15="増加",B16="増加")」になります。同じように「減少」の部分は、「AND(B15="減少",B16="減少")」になります。これらを上の式に当てはめると次のような式になります。

=IF(OR(AND(B2="増加",B3="増加"),AND(B2="減少",B3="減少")),"連続","")

売上高増減の列が連続しているのでC3に「連続」を表示します。

C3を選択してC21までフィルハンドルのドラッグを行います。