STDEV, STDEV.Sの解説

標準偏差を求める方法

STDEV関数、STDEV.S関数を使用すると、標準偏差を求めることができます。標準偏差とは、複数のデータがある時に、それらのデータの平均値とそれぞれのデータのばらつき具合を数値で示したものです。標準偏差の値が小さければ、平均値に近い複数のデータの集まりということがわかります。また、標準偏差の値が大きければ、平均値に遠い複数のデータの集まりということがわかります。

=STDEV(数値1,数値2)
=STDEV.S(数値1,数値2)

1. 「数値1」･･･標準偏差を求めるセル、または、セルの範囲を指定します。
2. 「数値2」･･･標準偏差を求めるセル、または、セルの範囲を指定します。省略可能です。

STDEV関数、STDEV.S関数とも計算結果は同じになります。

入力例

標準偏差を求めるセルの範囲を指定します。

=STDEV(B2:B11)

B2からB11までの身長の標準偏差「11.83624」が表示されます。

補足

STDEV関数は、Excel 2010でSTDEV.S関数に名前が変更されましたが、Excel 2010ではどちらの関数も使用できます。上の例では、「=STDEV(B2:B11)」は「=STDEV.S(B2:B11)」に置き換えることができます。
標準偏差も分散もデータの平均値とそれぞれのデータのばらつき具合を数値で示す点では同じですが、計算方法が異なります。

参照

• 分散の求め方は
• 平均偏差を求めるには
• 偏差値を求めるには