PMTの解説

ローン返済を計算する方法

PMT関数を使用すると、借入金額や利率などから毎月のローン返済を計算することができます。また、ボーナス併用払いなども計算することができます。

=PMT(利率,期間,現在価値,将来価値,支払期日)

1. 「利率」･･･借り入れの際の利率を指定します。例えば、年利が5%で毎月支払う場合には、1か月の金利として5%の12分の1を指定します。
2. 「期間」･･･支払期間を月単位で指定します。例えば、支払期間が5年の場合には、12か月×5年で60を指定します。
3. 「現在価値」･･･借り入れ金額を指定します。借り入れ金額にはマイナスを付けます。
4. 「将来価値」･･･最終支払日後の残高を指定します。借り入れの場合には残高が0になりますので0を指定します。省略可能です。
5. 「支払期日」･･･支払が行われる時期を指定します。省略可能です。

入力例

ここでは、借入金1,000万円、年利5%、返済期間20年の場合の毎月のローン返済を計算します。なお、借入金1,000万円のうち、ボーナス併用払いとして200万円を充当し年に2回、合計40回支払うものとします。
年率は5%なので、B1には「0.05」を入力します。期間（年）は20年なので、B2には「20」を入力します。借入金は金額にマイナスを付けて「-10000000」とし、現在価値（毎月支払い分）は「-8000000」、現在価値（ボーナス時支払い分）は「-2000000」とします。なお、ボーナス月は、毎月の支払額に加えてボーナス月の支払額も支払うことになります。
毎月の支払額を求める場合、利率は12で割り、期間は12を掛けて、それぞれ月換算します。また、借入金額は、 「現在価値（毎月支払い分）」の金額を指定します。

=PMT(B1/12,B2*12,B4,B6,B7)

ボーナス月の追加支払額を求める場合、年利は2で割り、期間は2を掛けて、それぞれ半年分に換算します。また、借入金額は、「現在価値（ボーナス時支払い分）」の金額を指定します。

=PMT(B1/2,B2*2,B5,B6,B7)

年率、期間、借入金などから、毎月の支払額「¥52,796」をB8に、ボーナス月の追加支払額「¥79,672」をB9にそれぞれ表示します。

参照

• 元利均等返済での定期支払額を計算するには
• 元利均等返済での借り入れ可能金額を計算するには
• 元利均等返済での利率を計算するには
• 元利均等返済での支払回数を計算するには
• 元利均等返済での最終返済金額を計算するには
• 元利均等返済での元金返済額を計算するには
• 元利均等返済での利息返済額を求めるには
• 元利均等返済での支払利息を求めるには
• 元利均等返済での指定期間の元金返済額を計算するには
• 元利均等返済での指定期間の利息返済額を計算するには