LEN, LENBの解説

文字列の長さを求める方法

LEN関数、LENB関数を使用すると、文字列の長さを求めることができます。

=LEN(文字列)

1. 「文字列」･･･長さを求める文字列を指定します。スペースもカウントされます。

=LENB(文字列)

1. 「文字列」･･･長さを求める文字列を指定します。スペースもカウントされます。全角文字の場合は、全角文字1文字に対して2を返します。

データの大きさを示すバイト数は、文字の少ない言語（英語など）のための文字コードでは1文字1バイトになります（例：ASCIIコード）。
しかし、日本語や中国語などの文字の多い言語のための文字コードや、多数の言語の文字を統一して扱うUnicodeでは、一部または全部の文字が2バイト以上になり、必ずしも文字数とバイト数は一致しません。
例えば、WindowsやMacintoshの日本語環境で使用されるShift_JISコードでは、半角文字は1バイト、全角文字は2バイトになります。
このように、1文字を2バイト以上で表現する文字集合をMBCS（multi-byte character set）といい、特に1文字を2バイトで表現する文字集合をDBCS（double-byte character set）といいます。

入力例

以下の例では、半角の文字列「abcde」と全角と半角の混在した文字列「abcdeあいうえお」のそれぞれについて、文字数とバイト数を求めています。

結果は以下のようになります。
半角のみの文字列ではLEN関数とLENB関数の結果はともに「5」です。
全角と半角の混在した文字列ではLEN関数の返す文字数は「10」、LENB関数の返すバイト数は「15」になります。